11月(霜月)

明治祭めいじさい

明治天皇のお誕生日に際し、明治維新の激動の時代に、日本古来の文化伝統を守りつつ、西洋文化をも積極的に取り入れ、日本国の存在を世界に知らしめられた明治陛下の御聖徳をしのび、偉業を称える明治節としてお祝いされてきましたが、戦後は文化の日として継承されました。
全国の神社で皇室と国家の発展を祈る祭りです。

日時・場所

11月3日 10時~ / 本殿


七五三詣

江戸時代、5代将軍徳川綱吉が長男の健康を祈って、11月15日に祈願したことが始まりとされている七五三詣。3歳、5歳、7歳の折々の祝の儀です。
湊川神社には神戸市中から多くの方が祈願に訪れます。

日時・場所

11月中毎日


新嘗祭にいなめさい

新嘗祭は、その年に収穫された新穀を神様に供え、収穫を喜び、農作物の恵みに感謝するお祭りです。
2月17日の祈年祭と共に、代表的な稲作祭です。古来、わが国では、年の始めに五穀豊穣を祈る祈年祭と秋に収穫を感謝するお祭り、新嘗祭が古くから国家の重要な祭祀として定められ行われてきました。
宮中では、天皇陛下御自ら稲の刈り入れをされ、その新穀を天照大御神様をはじめ、天地の神々にお供えされて、お祭をされます。全国の神社でも、大祭という厳重な儀をもってお祭りされています。
敗戦に伴う占領軍の施策によって、神社の国家管理が廃止され、この祭日「新嘗祭」は勤労感謝の日と名を変えさせられ、「勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝をしあう日」となって、本来の祭日の意義を失ってしまったといえます。

日時・場所

11月23日10時~ / 本殿