人生節目の祈願・祈祷

人生節目の祈願・祈祷とは、命を授かってから一生を終えるまで、人生の節目節目に必要とする神詣のことです。
無事に過ごしてこられたことを奉告・感謝し、家族共々の今後の安泰を祈りましょう。

初穂料

10,000円以上御志納
(特別神楽祈祷30,000円以上御志納)

※通常の御祈祷に加えて、大神様への感謝と真心を以て、更に1曲多く舞を奉納する御祈祷が「特別神楽祈祷」です。
一般の方にご退出頂いた後、「特別神楽祈祷」をお申込みされたご家族のみで奉奏いたします。

受付時間・場所

毎日午前9時~午後4時30分 / 社務所

※ご祈祷は予約制ではありません。随時ご奉仕をしており、申込みをされた方より順次ご案内をしております。

所要時間

30分程度


安産祈願

子宝に恵まれたことを神様に感謝し、出産の無事を祈るのが安産祈願です。
犬の出産は大変スムーズです。犬の安産にあやかるよう、妊娠5ヶ月目で安定期に入ったころ、「戌の日」に神社で祈祷し、授かった腹帯を巻きはじめます。実際に、妊娠5か月目頃からお腹が大きくなるので、腰痛を防いだり、子宮を保温・保護するためにこの頃から腹帯を巻き始めることが推奨されています。

戌の日

カレンダーで十干十二支で表されています。12日に1度戌の日があります。

腹帯

御祈祷の際、お手持ちの腹帯・妊婦帯・ベルトを神社に持参されましたら祈祷にあわせて清祓いを致します。腹帯は神社でも授与しております。


命名とお七夜

名前は、親から赤ちゃんへ贈る一番最初の贈り物。無事に産まれた赤ちゃんへ、親御様からの最初の贈り物となる「名前」。
お子様が一生を共にするものですから、命名を慎重にしたいものです。
当社では、神様の御加護を受けられ、幸せで輝かしい人生を歩めますよう、古くより伝わる神社独自の方法で、心を込めた命名のお手伝いをしております。


お宮参り 初宮詣

赤ちゃんが、産まれて初めて神社にお参りして、神様の御加護のもと無事に誕生したことを感謝し、これからも健やかに成長するようにと祈ります。
 また、赤ちゃんを産土神(うぶすながみ)さまの産子(うぶこ)として認めていただく意味もあります。赤ちゃんが正式に地域の仲間入りをする日がお宮参りなのです。
 昔からお宮参りの日は、男児は生後31日目、女児は生後33日目とされてきました。
 現在では、社会事情も変わり、決まった日への御参拝は難しい面もありますので、この日に近い、御家族の都合のよい日を選び、参られるとよいでしょう。
 よい子を授けていただいたお礼を申し上げるとともに、御祭神大楠公にあやかり、健康で、賢いお子様に成長する様、お祈りしましょう。


お食い初め

子ども用の箸や茶碗、お膳を親元から贈り「箸で食事をする一人前の人」として扱われるための儀式で、赤ちゃんの生後100日目前後で首が据わる頃に行います。
「お食初め」には、子どもが丈夫に育ちますように、一生食べ物に困りませんように、との願いが込められています。贈られた祝い膳に、お頭付の鯛や赤飯などを盛ります。また丈夫な歯が生えますようにとの願いを込めて、膳に「歯固め石」を添えます。歯固め石を噛む仕草をさせ、歯の丈夫なお子様に成長されるようお祈り下さい。

お食初め祝膳

菊水紋入りの塗りのお膳です。(初穂料2,000円)

歯固め石

ご祭神楠木正成公のお墓は、江戸時代、歯の守護神としての信仰もされてきました。神前でお清めした「歯固め石」は、お宮参りで授与しております。


初節句

初節句

最初に迎える節句「初節句」は子どものこれからの成長を願い、盛大にお祝いしましょう。男の子は、5月5日の「端午の節句」、女の子は3月3日の「桃の節句」が初節句です。女の子にはお雛様を、男の子には武者人形や鎧兜を贈って飾り、家族で健やかな成長をお祝いします。

出世兜

皇居前の楠木正成公像を元に作られた出世兜です。御子孫の幸せな成長の為、また一家の守護のためお飾り下さい。

大:高さ40×幅40×奥行30(㎝)
初穂料 35,000円

中:高さ30×幅30×奥行25(㎝)
初穂料 25,000円

小:高さ22×幅22×奥行19(㎝)
初穂料 15,000円

※錦守り(にしきまもり)と由緒書(ゆいしょがき)が付きます。発送も承っております。


七五三

七五三は、男児3歳・5歳、女児3歳・7歳のお祝いです。
子どもは、7歳までは神様からの授かりものと言われます。七五三参りは、子どもの無事成長を奉告・感謝し、さらにその後の無事をお祈りする神社へのお参りです。


勧学祭

子どもの小学校入学は、新しい社会への第一歩で、勉学の始めとなります。喜びと希望に満ち溢れての入学です。
神社に詣でて、神恩に感謝しつつ、入学を奉告、合わせて心身の健康と学業成就とをお祈りしましょう。


十一参り(男児)

楠木正成公と嫡男正行公が、桜井の駅で別れられたのは、正行公が御歳11歳の時とされます。その後、父君、正成公は殉節され、あとに残された正行公は、父上の教えを守り、悲しみと戦いながらも、文武に励まれ、母君を大切にされ、立派な青年へと成長されました。そして父君の御遺徳を継ぎ、後村上天皇に忠節を尽くされました。わずか11歳にして、立派に生きてゆこうと決心された正行公の立派な志にあやかり、強い身体と精神力を持った青年になるよう、今後の成長を祈願するお祭りです。


十三参り(女児)

数え年で13歳といえば干支がちょうど一周する年齢です。大人への一歩を踏み出した子供たち。厄難を払い、知恵を授かり素敵な女性になるように13歳の女児が祈願するお祭りです。着物はお母さまの小紋などを肩上げして可愛く着こなすのがよいでしょう。


成人奉告祭

古くは15歳前後に、武家礼法をもって侍烏帽子をのせる「元服」の儀が行われ成人を祝していました。
成人となった者は、自分の行動全てに責任を持つ社会人になったことを自覚する節目です。神様はもとより、育てていただいた両親や地域社会の人々に感謝し、社会の一員として国家・社会のために貢献することを決意して神社にお参りしたいものです。


結婚

ご祭神楠木正成公とご夫人とが夫婦の鑑のように歩まれた御盛徳をいただかれますよう、御神前に永遠の愛を誓いつつ、幸せな人生へのスタートとしましょう。
神戸で初めての神社神前結婚式が執り行われたのは、湊川神社明治42年8月16日、湊川神社でした。
以来、1世紀。幾多の方々が、ここ湊川神社を聖地とし、夫婦和合の永久の契りを結ばれたことでしょう。
親子二代にわたって、当社で挙式されたご家族も少なくありません。いつの時代も、御祭神は夫婦の契りを見守り続けておられます。


厄年

厄年は、古来より災難多き年回りと云われ、障りのある行動や振舞いは慎むべきものとされています。
それは厄にあたる年が、身体的な変調や社会的な転換の時期でもあるからで、いうなれば人生の節目であるといえます。厄年を迎えられる人は、神社で神様の御加護を受けられて、大難は小難に、小難は無難に過ごせますよう厄除祈願に詣でられますようお勧めします。


年祝賀寿

長寿を祝う儀式を「年祝い」と言います。両親や祖父母をはじめ、家族が健康長寿であることほどおめでたいことはありません。年を重ね、無事に人生を送ってこられたことを感謝し、更に今後の厄災消除、身体健康、延命長寿をお祈りします。家族揃って神社へ参拝し、お祓いを受けられるとよいでしょう。

  • 還暦かんれき(61歳)
  • 古稀こき(70歳)
  • 喜寿きじゅ(77歳)
  • 傘寿さんじゅ(80歳) 
  • 米寿べいじゅ(88歳) 
  • 卒寿そつじゅ(90歳)
  • 白寿はくじゅ(99歳)

※年齢は全て数え年です