お宮参り、どう計画する?

解説!お宮参り②

お宮参り 2023年3月30日(木曜日)

赤ちゃんが無事に産まれたらお宮参り!何から決めていけばいい?準備、計画わからないことだらけ。実家の両親に聞いても昔と今では事情が違いそう。地域で風習も違いそう。実家の両親どうする?服装、写真、食事は?リストで順番に解説します。

お宮参りのいわれ

「お宮参り(初宮詣)」は、神様に、赤ちゃんが無事に生まれたことを報告する、古くから行われてきた風習です。赤ちゃんが新しく社会の一員となったことを知った神様は喜ばれ、「赤ちゃんが無事健やかに成長するように」とお力をくださるのです。

お宮参り、まず準備の前に計画することは

・誰が参加する?

古くから、父方の祖母(パパのお母さん)が赤ちゃんを抱っこしてお参りするのが習わしでした。それは、出産したばかりの女性は血の穢れがあるとされていたからです。今では不浄という考え方は薄くなりました。

ご家庭によって様々なご事情があると思います。両家のご両親が一緒なのか、赤ちゃんとパパとママだけのお参りか、近い方のご両親だけが来られるのか、など、まずは誰がお参りに参加できるかを決めて、日程を調節していきましょう。

・当日は何をする?

お宮参り当日にすることは、ご祈祷の他に、記念写真撮影や会食です。

記念写真は、祈祷中や境内でご家族が撮る写真、改まったスタジオ写真の他に、最近ではカメラマンが同行するスタイルもあります。

ご祈祷の後には、ぜひお祝いの会食を計画してみて下さい。親族が集まりお祝いの会をすることや、「出産という大仕事お疲れ様」との感謝の気持ちを込めて、ママに素敵なお食事を準備してあげるのも素敵だと思います。これから育児がはじまりパパママは外でゆっくりお食事を頂くことが難しくなることもあります。

お宮参りの準備を順番に

・赤ちゃんの祝い着(産着)

まず、お宮参りに欠かせないのが「祝い着(産着)」です。男の子は鷹や兜など、勇ましくおめでたい絵柄で、色は黒・紺・白・の着物が多いです。女の子は花柄や手鞠、蝶、などおめでたく可愛い絵柄で、色は赤や桃色が多いです。

呉服店などで購入した場合、その着物を七五三のお祝いで着ることができます。(七五三で着る場合、紐の付け替えなど、少しだけ仕立て直しが必要なのでお気をつけ下さい。)

手軽なレンタルも沢山あります。ただ、お宮参り当日は何かとバタバタしがちなので、レンタルショップで借り受けるのもひと手間。郵送だとお宮参り当日までに納品されるか心配。貸出返品の都合がよいお店を探しましょう。

湊川神社の境内の楠公会館でのレンタルは、web上で種類も選べて電話でのご予約、当日受け渡しで大変便利です。レンタルをお考えの方は是非検討してみて下さい。

・パパママ、両親の服装

女性は、着物なら色無地や訪問着、洋装ならスーツやワンピースが相応しいです。授乳のために和装の時間をできるだけ短くしたい、というママは、神社境内の楠公会館での着付が便利です。和装レンタルも可能です。男性はスーツにネクタイが基本です。ビジネスと違い、おめでたい柄や和柄のネクタイなどでお祝い気分を演出してみてはいかがでしょうか。

・ご祈祷料(初穂料)

衣装まで準備ができたら、次に気になるのが、当日神社へお納めするお金。神社でお祓いや御祈祷をお願いするときにお納めするお金を「初穂料」といいます。のし袋は紅白のもので、表書きは「初穂料」と名前を書きます。初穂料は1万円です。受付時にお納め下さい。

・記念写真撮影

お宮参りの記念にフォトスタジオでご家族の撮影する方は多いです。境内の楠公会館が便利です。

神社へカメラマンに来てもらって撮ってもらう、出張撮影サービスも人気ですが、最近になって広まってきたサービスゆえのトラブルが多く、まだ神前でのルールやマナーがカメラマンに認識されていないのようです。カメラマンのマナー違反を当社神職が注意することによって、依頼主のご家族様が肩身の狭い思いをなさらないよう、経験や評判などをしっかりと調べてマッチングして下さい。カメラマンとの待ち合わせ場所や、ご祈祷の所要時間も考えておいて下さい。湊川神社では出張カメラマン同行は可能です。ご祈祷受付時にお申し出下さい。許可証と注意事項をお渡ししております。

・お食事

神事の後に、神饌(神様へのお供え)をおろして頂くことを、直会(なおらい)といいます。神事のために清め慎んだ心身を解き緩め、食膳を囲みます。ご祈祷は厳密には祭事とは異なりますが、緊張していた心をほぐし、お宮参りを盛大に祝うためにも、ご家族でお食事会をされることをお勧めいたします。これから育児をするパパママにとっても、ゆっくりと会席料理を囲むこともままならないもの。楽しい時間を過ごされてはいかがでしょうか。

楠公会館の初宮会食なら、ご祈祷の後の移動も楽々。時間の目途も付けやすく便利です。楠公会館の初宮会食プランは「お食い初め膳」もセットです。100日のお食い初めのご会食としてもご活用ください。完全個室対応となりますので、赤ちゃんが眠っても、安心してお過ごしいただけます。また自宅でゆっくり楽しみたいという方には、お持ち帰りのお弁当もございます。(会食・お弁当ともに、要予約)

まとめ・チェックリスト

  • □ 誰が参列するか→参列者の都合のいい日を調査
  • □ 赤ちゃんの産着→購入やレンタル予約
  • □ パパママの服装→お着物レンタルや着付・ヘアメイク予約
  • □ 写真撮影→写真館予約や出張カメラマンのマッチング
  • □ お食事会→会場選びと予約

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